リコーダー材質による音色の違い

それでは、次は木製リコーダーの材質についてですが
材質によって
【音色】、そして【吹奏感】が異なります。(あと値段も・・・)

『値段が高いほど良い楽器』というより『自分の求めている音色と用途』で材質の選択をした方が間違いないと思います。

リコーダーの材質

※個人的意見になりますが、よければ参考にしてみてください。

■メイプル(合奏向き)■

  メイプル

吹いた瞬間 『ポッ』 っと、少ない息で発音します。
音色もクセがなくとても暖かいです。他の楽器とまじりやすいので、合奏にも向いてます。
音色は全体的に少しハスキーです。

■ペアウッド(合奏向き)■

  ペアウッド
梨の木です。
音の粒のバランスが良く、暖かい音が出ます。


■ボックスウッド■

  ボックスウッド
“西洋ツゲ”とも言われるツゲの仲間。
丸みのあるクリアーな音色。使用していると音色にツヤと輪郭が出てきます。
最も無難(バランスのとれた)でポピュラーな材質です。

■オリーブ(やや独奏向き)■

  オリーブ
とっても木目がキレイです。
豊かな音量と、軽やかではっきりした系統の音色。
重量もとても軽いのが特徴です。

■ローズウッド(独奏向き)■

 ローズウッド
楽器業界にとっては、とても有名な木材です。
とても音量が豊かではっきりした音色ですが、柔らかさがあり、全体的に音が重厚感のある響きです。

■パリサンダー(独奏向き)■

 パリサンダー
『インディアンローズウッド』と聞けばわかる方もいらっしゃるはず・・・
パリサンダー(インディアンローズウッド)は高級木材です。
とても音量が豊かではっきりした音色ですが、柔らかさがあり、全体的に音が重厚感のある響きです。(ローズウッドととても似た特徴です。)

■グラナディラ(独奏向き)■

 グラナディラ
クラリネットの材料として有名な木材。
重量もありますが、とてもまろやかな音色です。
音に芯もあり存在感のあるのが特徴です。

■エボニー(独奏向き)■


 エボニー

非常に硬い木材。
重量もありますが、とてもまろやかな音色です。
音に芯もあり存在感のあるのが特徴です。(グラナディラと良く似た材質です。)

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